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共同通信
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インスリン注射後に食事をとらないまま車を運転して意識状態が低下し、9歳の男児をはねて死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪に問われた札幌市豊平区の会社員花田光夫被告(64)に、札幌地裁は2日、禁錮2年6月(求刑禁錮4年)の判決を言い渡した。
加島一十裁判官は判決理由で「事故を起こすことは十分想起され、過失は非常に重大だ」と述べ、実刑が相当だと指摘した。
弁護側は、過失を認め反省しているとして、執行猶予を求めていた。
判決によると、5月16日、札幌市豊平区の横断歩道を青信号で渡っていた小学4年西田倖さんをはね、死亡させた。