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共同通信
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【パリ共同】パリ五輪のボクシング女子で「性別」を巡る騒動の渦中にいる66キロ級のイマネ・ヘリフ(アルジェリア)が3日、準々決勝に勝って4強入りした。3位決定戦がないため、メダルが確定した。
アンナルカ・ハモリ(ハンガリー)と対戦し、5―0の判定で圧勝。敗れたハモリは「自分を誇りに思う。いい試合だった。対戦相手やほかの選手の健闘を祈る」と、毅然とした表情で話した。
ヘリフは、国際ボクシング協会(IBA)が主催した昨年の世界選手権での性別適格検査で不合格となった。パリ五輪は国際オリンピック委員会(IOC)の管轄下で開催されて、IOCは出場を認めた。1日の初戦は相手選手が46秒で棄権した。