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共同通信
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原爆投下から79年となった広島市で6日夕、犠牲者の鎮魂や平和を願う灯籠流しが行われた。原爆ドーム前を流れる元安川に数千個の灯籠が流され、7色の灯籠が彩る川を、たくさんの人が見守った。
近年、灯籠流しの参加者は外国人の割合が増えている。スペインから4人家族で広島を訪れたというアリアドナさん(11)は、平和を願い日本語で「愛と平和」とメッセージを書いた。
広島市安佐南区から初めてイベントに参加した名原真紀さん(48)は、「子どもたちが不安にならない世の中になってほしい」という願いを灯籠に託した。
灯籠の火の種火は、広島原爆の残り火とされる福岡県八女市「平和の塔」から採火された。