ランニングウェアのトレンドに変化
機能性に加え自分らしさを表現
長い間ランニングアパレル市場を支配してきた大手シューズメーカーに代わり、「Satisfy」や「Tracksmith」「Bandit Running」などブティックブランドのランニングウェアの人気が高まっている。これらのウェアは、ミニマルなデザイン、すっきりとしたライン、さりげないクールさが目を引く。
ランニングの人気が高まるにつれ、その服装もより多様なコミュニティに合わせて進化してきた。今日のランナーは、パフォーマンスウェアに機能性だけを求めるのではなく、スポーツ以外でも自分らしさを表現できるウェアを求めているのだ。パリ五輪では長年、アスリート達に愛用されてきた「Nike」や「Lululemon」といったブランドと並んで、これらのブランドを目にすることだろう。
NikeやOnのショートパンツが30ドルから70ドルなのに対し、ブティックブランドの定価はその倍以上する。Satisfyの220ドルのショートパンツは、イタリアでニットとパンチング加工を施したマイクロジャージー素材を使用。Tracksmithの400ドルのレインジャケットは、360度の通気性を備えたラボテスト済みの防水メンブレンを備えている。これらのブランドのファンは、より良い素材はより長持ちする可能性が高く、長い目で見ればよりお得だと主張する。(1日、ウォール・ストリート・ジャーナル)