14丁目をカーフリーに L線運休対策コンペ案

 29日付のエーエム・ニューヨークによると、地下鉄L線の運休を控え、このほど開催された対策コンペで「14丁目をカーフリーにする」という案が最優秀賞に選ばれたことが同日までに分かった。
 対策コンペは非営利団体、トランスポーテーション・オルタナティブスと地元メディア、ゴッサミストが主催。そのコンペで最も優れた案に選ばれたのが、14丁目から一般車両車を締め出すというアイデアだ。そこにバス専用レーンを設け、マンハッタンとブルックリン区間にシャトルバスを走らせ乗客を運ぶ。また、バイクレーンを設けるほか、プレイグラウンドや蚤の市を企画するという。発案者グループの代表で地元メディア、ビレッジ・ボイスの編集者であるクリストファー・ロビンズ氏(31)は、「斬新かつ実行可能」と語る。
 L線は2012年のハリケーン・サンディで被害を受けたカナージートンネル修復工事のため、19年から18カ月間運休の予定で、ニューヨーク市運輸局(DOT)や市地下鉄を運営するニューヨーク州都市交通局(MTA)もそれぞれ独自の対策案を計画中だ。DOTも14丁目のカーフリー案には賛成しており、具体的な方法を前向きに検討しているという。

Susan Sermoneta

Susan Sermoneta