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共同通信
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【ワシントン共同】カービー米大統領補佐官は12日のオンライン記者会見で、イランによるイスラエルへの報復攻撃が今週にも実施される可能性があるとの見方を示し「大規模な攻撃に備えないといけない」と強調した。報復があった場合、15日の再開を呼びかけているパレスチナ自治区ガザの停戦交渉に悪影響が出ることに懸念を示した。
バイデン米大統領は12日、英国やフランス、ドイツ、イタリアの首脳と電話会談した。共同声明で中東地域の安全保障に深刻な影響があるとしてイランに報復攻撃を断念するよう要求。イスラエルの防衛支援も確認した。
ガザの停戦交渉に関し「これ以上、無駄にする時間はない。全ての当事者が責任を果たさなければならない」と指摘し、イスラム組織ハマスに再開に応じるよう求めた。
イランが4月にイスラエルを直接攻撃した際、米軍は英仏などと協力し、無人機やミサイルを迎撃して大きな被害が出るのを食い止めた。