「将軍楼」で洪水被害の復旧作業

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共同通信
洪水で被害を受けた中朝国境の北朝鮮側にある「将軍楼」で建材を運ぶ人たち=12日、中国・丹東から撮影(共同)

 【丹東共同】北朝鮮北部で7月下旬に起きた洪水の被害を受け、中国側が「将軍楼」や「将軍別荘」と呼ぶ北西部新義州の施設に、北朝鮮が多数の人員を投入して復旧作業を進めていることが13日、分かった。北朝鮮の軍高官らの施設とされる。鴨緑江を挟んで中国遼寧省丹東の対岸にあり、共同通信記者が中国側から確認した。同施設を拠点に復旧作業を加速しているもようだ。

 2~3階建ての一戸建てが鴨緑江沿いに並んでおり、数十人が土のうを背負ったり、浸水した建物から建材を運び出したりしていた。青やオレンジのシートを使った仮設テントの中で過ごす人々もいた。作業従事者は鴨緑江に停泊する船にも行き来していた。