4日付のCBSニューヨークによると、マンハッタン区ハーレムにあるアパートビル内で今年2月、配達に訪れたスタッフが金品を奪われるという事件が立て続けに2件発生していたことが、このほど明らかになった。
警察によると、同22日午後10時過ぎ、ドミノピザの配達スタッフがエッジコーム・アベニューと西148丁目付近のビルに到着し、ロビーに入ると5人の若い男に取り囲まれた。そのうちの1人から顔面を殴打され、別の1人に携帯電話とピザを奪われた。ほかの3人は見張り役だったとみられている。犯行後、容疑者の1人はビルの外に逃げたが、4人はビル内に消えたという。
それから2日後の午前2時ごろ、デリの配達スタッフが同じビルに入った。ロビーで今度は4人の若い男に取り囲まれた。同様に1人から顔面を殴打され、別の1人に携帯電話とヘッドフォン、現金400ドルを奪われた。その後、配達スタッフは、エレベーターの中に押し込まれたという。
警察では、2件の事件は同じ容疑者グループの犯行として捜査中。暴行に及んだ男は黒人で20歳前後、フード付きの黒い上着を着ており、共犯の4人も同年代の黒人で、いずれも黒っぽい服を着用していた。