ニューアークの苦情件数、全米ワースト 44空港対象の調査、遅延やキャンセル目立つ

 

ニューアークの苦情件数、全米ワースト

44空港対象の調査、遅延やキャンセル目立つ

 

ニューアーク・リバティ国際空港

ニュージャージー州の空の玄関口、ニューアーク国際空港が最も多くの苦情が寄せられている全米ワーストの汚名を着せられた。旅行・金融アドバイス会社が米運輸保安局(TSA)のデータを分析・調査、対象となった44空港のうち、2015年から2023年の間、次点以下に大差をつけていた。乗客10万人当たりの苦情件数(2023年)は12.84件に上り、全米平均の3.92件を大幅に上回っている。ニューヨークポストが14日、伝えた。

連邦航空局によれば、ニューアークは2023年度に記録した遅延が1万3000回以上となり、ラスベガス、ラガーディアに次いで全米で3番目に多かった。また、同じ期間のキャンセル件数も3番目に多かった。同調査は「TSAからの苦情が多い空港は、遅延が長くなる可能性がある」と指摘する。

ニューヨーク州のJFK国際空港、ラガーディア空港も、それぞれ下位から6位、10位だった。全米における苦情件数は乗客数に比例しており、1月が最も少なく徐々に増えて、ピークの12月は1日平均約1500件に上った。調査は「乗客数が増えれば、ただでさえストレスの多い状況から、さらに緊張を強いられる。ほぼ間違いなく、より悪い体験とより多くの苦情が寄せられることになる」と調査結果は述べている。

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