ペディキャブ運転手の素行が問題に 法外な値段の請求や暴力、暴言

 

ペディキャブ運転手の素行が問題に

法外な値段の請求や暴力、暴言

(21日午後、マンハッタン区ミッドタウンで撮影 = Photo: 本紙)

 

大音量で音楽を流す、女性客の体を触る、法外な値段の請求、料金を巡り客と殴り合う、通行人への嫌がらせや暴言ー。無秩序なペディキャブ運転手が、マンハッタン中の観光客や地元の人々を恐怖に陥れている。問題は絶えない上、交通ルールを遵守せず、競争相手との縄張り争いで暴徒化するなど、ここ数年、ドライバーたちの行動はますますエスカレートしている。

ニューヨーク市警(NYPD)のデータによると、今年に入ってからペディキャブ関連の刑事事件での出頭命令が急増。6月末までの半年で1493件の召喚状が発行され、昨年同時期の985件から51.5%増えた。市民コールセンター「311」への苦情も、8月12日までに94件に上り、56.7%急増。NYPDによると、特にエンパイアステートビル周辺での苦情が多いという。

市で合法的にペディキャブを営業するには、消費者・労働者保護局(DCWP)の免許証や登録プレートが必要だ。ただ、運転手の6割にあたる約1500人が偽造免許証を使用していると推定される。免許証の偽造は、パンデミック後に爆発的に増えた。当局の取り締まりが緩いことが、不正行為に拍車をかけた。DCWPは、嫌がらせを含む違法行為をNYPDに報告するよう呼びかけている。(18日、ニューヨークポスト

 

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