【6日付メトロニューヨーク】トランプ大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏が、ニューヨーク州知事に出馬するのではないかとの憶測が出ている。
同氏は4日、同州ロングアイランドのヒックスビルにある銃訓練施設、F6ラブス・ガン・クラブの会員を前に、「州知事などの公職選挙に出馬することに興味がある」と話したという。同氏は昨年7月、再選を目指すビル・デ・ブラシオ現市長の対抗馬として、次期ニューヨーク市長選挙に出馬することに興味があると公言していたが、情報筋によると、実際には市長職にはあまり興味がないという。
弟のエリック氏と共に、トランプオーガニゼーションを運営する同氏は18カ月間の大統領選挙戦を経験したことで、「通常の仕事に戻るのは退屈。政治熱に取り憑かれた」と話したというが、現時点での具体的な計画はなく、当分は家業に専念するとみられる。
ウォール・ストリート・ジャーナルなど米メディアが昨年10月に行った世論調査によれば、調査対象者1100人のうち80%が同氏の市長選出馬に「反対」と答えていた。アンドリュー・クオモ現知事は、「18年の州知事選挙で再選を目指す」と述べている。