飼育禁止のカイマン発見 BK区、不法銃・麻薬の家宅捜索で

 【6日付PIX11】ニューヨーク市警察(NYPD)は5日朝、ブルックリン区プロスペクトパークの住宅で、違法銃や麻薬捜査中に一般住宅での飼育が禁止されているカイマンを発見、住居人のハバクック・トレーシー容疑者(41)を、銃および麻薬の不法所持容疑と野生動物の不法所持容疑で逮捕した。
 カイマンは中南米やカリブ海のジャングルに生息するアリゲーター科のワニ。小さな種類でも体長2メートルほどに成長し、性格はどう猛。ニューヨーク市はペットとして飼育することを禁じている。トレーシー容疑者はカイマンをリビングルームに設置したタンクで飼育、捜査員が家に踏み込んだ際、口を大きく開けて出迎えたという。
 NYPDがニューヨーク市内の住宅からこのような「珍獣」を発見することは度々あり、2013年には、マンハッタン区ハーレムのアパートから体長約1メートルのアリゲーターやベンガルトラを発見したこともある。
 家宅捜査では、銃弾を装填した38口径小型拳銃の他にたばこのように吸引するクラックコカインを発見した。

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