台風10号、暴風域伴い接近へ

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共同通信
宮崎市の海岸に打ち寄せる波=26日午後3時19分

 強い台風10号は26日、日本の南を発達しながら進んだ。27日以降、暴風域を伴って非常に強い勢力で奄美や西日本へ接近し、28日以降に上陸する可能性がある。西日本や東日本太平洋側では24時間に300ミリ以上の大雨となり、西日本を中心に猛烈な風やしけとなる恐れがある。暴風や高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に厳重警戒が必要だ。

 気象庁と国土交通省は記者会見し「最新の情報を確認し、早めに十分な備えを」と呼びかけた。政府は首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。

 JR各社によると、東海道新幹線が29~31日、山陽新幹線が28~30日、九州新幹線が28日以降に全線や一部区間で計画運休や長時間の運転見合わせの可能性がある。

 台風は27日に発達しながら南西諸島付近に進み、28日には非常に強い勢力まで発達する見込み。接近する地域では、宮崎県で24時間に500ミリなどの大雨となるほか、近畿、東海など離れた地域の太平洋側でも、24時間に300ミリの雨が予想されている。