日本の高級家具店、NYに初上陸
「家具のメッカに出店を決めました」
日本で青山、鎌倉、大阪などに店舗を構える高級家具専門店「AREA (エリア)」。今夏、初の海外店舗をニューヨーク・マンハッタン区(172 Madison Ave.)にオープンし、4メートルにも及ぶヒノキの一枚板や日本各地の工芸品が集めた店舗がお披露目された。
「AREA」が初の海外拠点を構えるにあたって選んだのは、イタリアやポーランドなどの先鋭的な家具店が軒を連ね、「高級家具のメッカ」と呼ばれるマディソンアベニュー。GMの江口将人さんは「ソーホーかここかで迷ったのですが、やはり周りにライバルがいる方が界隈も盛り上がっていくと思い、この地に出店を決めました。このようなテイストの家具を集めた店はこの辺りでは当店だけなので、どう受け入れてもらえるかも楽しみです」と話す。
日本の既存店舗では、富裕層をターゲットにオリジナル家具と合わせた空間演出も行う同店だが、米国でスタートを切るにあたって、「家具」そして「和小物」にも注力。全国各地から厳選したした工芸品には、アートユニット・フジヨシブラザーズが手掛ける絵画、また左官職人が手掛ける壁画などがあり、それらが迫力満点に展示されている。また陶器や扇子といったニューヨーカーにとってもある種「分かりやすい」テイストで勝負を挑んでいる。
「まずは工芸品のコレクションをきっかけにして店舗に足を運んでもらい、そこから我々の家具、そして空間も一緒に楽しんでいただけたら」と江口さん。ニューヨークのインテリア界に新しい風を吹かせる「AREA」、8月31日まで『chair exhibithion』も開催。
– 読者プレゼント –
来店時に「DAILYSUN NEW YORKを見た」と伝えると、オリジナルキーホルダーまたはステッカーをプレゼント