自民、9条改憲へ論点整理

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共同通信
日本国憲法の原本(国立公文書館蔵)

 自民党は2日、憲法改正実現本部を開き、自衛隊明記に向けた改憲の論点整理を了承した。現行の9条を維持した上で「9条の2」を新設して自衛隊を追記する案を軸とする。岸田文雄首相は「複数のテーマを一括して国民投票にかけるべく議論を加速させる準備が整った。一気呵成に進めなければならない」と述べ、9月の党総裁選で選出される新総裁も引き継ぐよう求めた。総裁選の争点となる見通しだ。

 論点整理では、自衛隊明記に関し、2018年3月に安倍政権下でまとめた「条文イメージ」を踏襲した。