10カ月女児を浴槽で死なす  両親を児童虐待容疑で逮捕

【14日付ニューヨーク・デイリーニュース】昨年11月、ブルックリン区レッドフックの自宅の浴槽で、生後10カ月の女児が溺死した事件で、NYPDは13日、女児の両親を児童虐待容疑などで逮捕、起訴した。
 女児の母親であるロクサーヌ・ヘルナンデス被告(24)は昨年11月6日午後8時30分ごろ、娘のメイラニちゃんを浴槽に入れた後、3歳の長男を残し浴室を離れた。長男の助けを求める声を聞いた父親のダニエル被告(21)が浴室に行くと、メイラニちゃんは湯の中でうつ伏せとなり意識不明の状態で見つかった。
 駆け付けた緊急救護隊員が救命措置を施したがメイラニちゃんの意識は戻らず、搬送先のニューヨークメソジスト病院で死亡が確認された。市検視局は14日、死因を溺死と断定。先月、殺人事件と発表した。
 NYPDによると、ニューヨーク市児童福祉局は事件前、 メイラニちゃんへの虐待などに対する調査を実施していなかった。
 ダニエル被告はこれまでに交通違反や空気銃保持などで5回の逮捕歴がある。両被告は14日、保釈金なしで釈放された。

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