FBに生徒を「敗者」と投稿 NJの高校教諭に免許停止処分

 【13日付ニュージャージー・ドット・コム】ニュージャージー州の高校の数学教諭がこのほど、英語が第二言語の生徒をフェイスブックで「Losers(敗者)」と呼ぶなど、長年にわたる不祥事を理由に解雇された。
 ポーラ・ウェッカサー教諭は同州ミドルセックス郡ウッドブリッジの高校などで約30年間、数学を教えていた。昨年行われた公聴会で同州教育審議会は、同教諭が長年反抗的な態度を示し、教師としてふさわしくない行為を続けてきたと主張。同州教育委員会が今月、2年間の教員免許停止処分を決定した。それを受けて高校側も解雇を通知した。
 同教諭は英語が母国語でないために計算機の数字をうまく読めなかった生徒をばかにし、授業中に居眠りした生徒を30〜45分立たせるなどした。同教諭は遅刻が多く、生徒の成績表の作成を怠ることがあり、学力テストの最中に本人所持の携帯電話が鳴ったこともあった。
 公聴会で同教諭は反省の色をみせたため、教育委員会は、免許取り消し処分にしなかったが、同委員会によると、今後取り消す可能性もあるという。同教諭の担当弁護士は、「このベテラン教諭は再度チャンスを与えるに値する。免許停止後、復職を望んでいる」と話す。

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