【13日付ニューズデイ】2001年に起きた米同時多発テロで殉職したNYPD巡査部長の娘が13日警察学校を卒業し、晴れてNYPDの一員になった。
ロングアイランド・ナッソー郡出身のブリットニー・ロイさんは、クイーンズ区の警察学校で473人の同期と共に学び、この春、新人警官の仲間入りを果たした。ジェームズ・P・オニールNYPD本部長は記者会見で、「ブリットニーさんは、父親の遺志を継ぐことができてとても喜んでいる。素晴らしいことだ」と述べ、「彼女の父親はとても勇敢な警官だった」と称えた。
交通安全課の警官だったブリットニーさんの父、ティモシー・アランさん=当時(39)=はテロ当日、裁判所にいたが現場に急行し、世界貿易センタービルが崩壊したときはサウスタワー付近で任務に当たっていたという。遺体は翌年3月に発見された。テロ当時、ブリットニーさんは7歳だった。
ロードアイランド州立大学で学んだブリットニーさんは記者会見で、「NYPDの一員になるのが長年の夢だった」と話した。保護観察官として配属され、警官人生をスタートする。