NY市長夫妻が確定申告を公表 逃げ続けるトランプ大統領を非難

 【18日付ニューヨークポスト】ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長とシャーレーン・マックレイ夫人は18日、2016年度のタックスリターン(確定申告)を公表した。
 夫婦合算の年間所得は22万651ドル(約2407万円)、連邦および地方税の総額は5万8774ドル、実効税率は26.6%だった。慈善団体などへの寄付は2088ドル。ブルックリン区の貸家2軒からは家賃収入があったが、税金や住宅ローンの利息、その他の経費を引くと赤字となった。1軒からは5万6500ドルの家賃収入があり5480ドルの赤字。もう1軒からは4万9500ドルの家賃収入があり757ドルの赤字だった。
 夫妻は2人の子どもを扶養家族とし、大学の学費控除として3万1217ドルを計上した。娘のシアラさんはカリフォルニア州のサンタクララ大学で、また息子のダンテさんはコネティカット州のイエール大学で学んでいる。
 市長は、確定申告の内容の一部をツイッターにも投稿した。また、米内国歳入庁(IRS)の監査が終わるまでは申告内容を公表できないとしていたトランプ大統領を非難し、「トランプ大統領、そんなに難しいことではないさ」とツイートした。

市長の確定申告フォーム(photo: @NYCMayor)

市長の確定申告フォーム(photo: @NYCMayor)