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共同通信
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【ワシントン共同】クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は17日、同盟・友好国同士が結び付きを深めて協力関係を高める「格子状」のネットワーク構築を進めてきたことが、来年1月に任期を終えるバイデン政権のインド太平洋戦略の成果だと強調した。ワシントンのシンクタンク、スティムソンセンターで講演した。
インド太平洋地域の安全保障は長年、日米や米韓、米比など個別の同盟関係に支えられ、車軸(ハブ)の米国と放射状に細長い棒(スポーク)でつながる同盟国になぞらえて「ハブ・アンド・スポーク」体制と呼ばれてきた。
クリテンブリンク氏は米国中心の2国間同盟から、より重層的な外交に深化させた各国間の「格子細工のような関係」こそが、台湾や南シナ海を巡って威圧を強める中国に対抗するバイデン政権の戦略の「焦点だ」と強調。「ハブ・アンド・スポークを超えて、公式、非公式を問わず、同盟・友好国のネットワークを築く新しい方法を見いだした」と話した。