仮想現実の世界を連続50時間 世界最長のギネスレコード達成

 【19日付ニューヨークポスト】ブルックリン区在住の男性2人がバーチャルリアリティー(仮想現実)の映像を50時間連続して見続け、17日世界記録を打ち立てた。
 アレハンドロ・フラゴソさん(26)とアレックス・クリスチソンさん(37)はともにアプリケーションの開発者だ。2人が360度のバーチャルリアリティー用ヘッドセットを装着したのは15日午前8時45分。それから17日午前10時45分までもの50時間、「スターウォーズ」シリーズなどの映画を視聴し、「コール・オブ・デューティ」などのゲームもプレイした。50時間は世界最長としてギネスレコードに認定された。
 94時間連続テレビ視聴記録の保持者でもあるフラゴソさんは、「ヘッドセットを着けるバーチャルリアリティーは視聴とは違った難しさがある。現実の世界や時の流れから分断され、全く異質な体験だった」と話した。クリスチソンさんも「精神的にも肉体的にもつらかったが、未来的体験ができた」と語った。
 同企画を発案したソフトメーカー、サイバーリンク社広報担当のサラ・ギーストさんは、「50時間バーチャルリアリティーに浸っても身心共に異常がみられなかった。素晴らしい」と讃えた。

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