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共同通信
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記録的な豪雨で河川の氾濫や土砂災害が発生した石川県能登地方で22日、地元消防などが安否不明者の捜索を続けた。道路寸断による集落の孤立が各地で相次いでおり、復旧作業も進める。
石川県などによると、珠洲市で土砂崩れに巻き込まれた1人が死亡、輪島市など3市町で川に流されたとみられる3人が行方不明となっている。このほか、能登半島地震で被災したトンネルの復旧工事現場で土砂崩れに巻き込まれたとみられる作業員ら、計11人と連絡が取れていない。能登町で2人が負傷した。
気象庁は石川県輪島市、珠洲市、能登町に出していた大雨特別警報を22日午前、大雨警報に切り替えた。激しい雨が降る恐れがあり、引き続き警戒を呼びかけている。
土砂崩れがあった輪島市のトンネル付近では、安否不明となっている作業員の捜索を再開。消防によると、現場で安否が分からなくなっているのは2人増えて、5人という。輪島市の住宅4棟が川の水に押し流され、4人が安否不明となっているほか、珠洲市で2人と連絡が取れていない。