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共同通信
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立憲民主党の野田佳彦代表選出を受け自民党内では24日、総裁選の投票行動に一定の影響を与えるとの見方が広がった。論戦力の高い野田氏に対抗し、論客で知られる石破茂元幹事長(67)や高市早苗経済安全保障担当相(63)に期待する声が上がる。一方、派閥裏金事件の追及を避けようと、早期の衆院解散を唱える小泉進次郎元環境相(43)に支持が流れる可能性もありそうだ。
石破氏は24日、視察先の埼玉県春日部市で記者団の取材に応じ、立民新執行部の顔触れについて「即戦力を重視した布陣で、脅威となる存在だ」と指摘した。小泉氏も、中道路線の野田氏が自民から離れた無党派層の取り込みに注力してくると警戒感を示す。
電話作戦で支持を呼びかける石破氏陣営幹部は「『論戦で野田氏と渡り合えるのは石破氏しかいない』との反応が返ってくる」と手応えを語る。
野田氏は新首相が選出される臨時国会で予算委員会の開催を求めており、裏金事件をはじめ「政治とカネ」問題が再び追及の的になるのは必至だ。