アダムズ氏起訴で再選戦略は混迷へ 来年6月の予備選、候補者乱立も

 

アダムズ氏起訴で再選戦略は混迷へ

来年6月の予備選、候補者乱立も

ラモス上院議員(https://www.nysenate.gov/senators/jessica-ramos)

ニューヨーク市のエリック・アダムズ​市長がトルコ政府関係者らと共謀の上、違法献金や旅行接待を受け、収賄罪などで起訴されたことを受け、再選を目指すアダムズ氏の今後の戦略は混迷を極めそうだ。来年6月の民主党予備選には、既に4人が出馬に意欲を示している。加えて、アダムズ氏が辞職した場合に市長代行を務める、市政ナンバー2のジュマーン・ウィリアムズ市政監督官も名乗りを挙げるとみられており、乱立模様となりそうだ。ニューヨークタイムズが25日、伝えた。

現時点で立候補を目指しているのは、市政ナンバー3であるブラッド・ランダー会計監査官、スコット・ストリンガー前会計監査官、ゼルナー・マイリー州上院議員、ジェシカ・ラモス州上院議員。彼らは「アダムズ氏は市長として失格だ。物価上昇危機に対処していない」などと主張。これ以外にも、州議会議員ゾーラン・マムダニ州議会議員、さらにはセクハラ疑惑で21年に辞任したアンドリュー・M・クオモ前州知事も出馬を検討しているという。元市議のウィリアムズ氏は、アダムズ氏が展開する積極的な取り締まり戦略を激しく批判してきた。

アダムズ氏の支持率は昨年12月時点で28%にとどまっており、ニューヨーク市長の支持率としては過去最低クラスだ。


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