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共同通信
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防衛省統合幕僚監部は28日、海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が同日、南シナ海で米国やフィリピンなど4カ国とともに訓練を実施したと発表した。東アジアで軍事活動を活発化させる中国をけん制する狙いがある。関係者によると、さざなみは25日、海自艦艇として初めて台湾海峡を通過した。日本政府は通過の事実を公表していない。
防衛省によると、訓練は航行の自由を支持する「海上協同活動」の一環として実施。防衛省は「自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた国際協力を強化する取り組みだ」としている。
訓練には米比のほか、さざなみと海峡を通過したオーストラリアとニュージーランドも参加した。