兵庫知事失職の斎藤氏、街頭活動

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共同通信
JR須磨駅前で街頭活動する兵庫県の斎藤元彦前知事=30日午前、神戸市

 疑惑告発文書問題を巡り兵庫県議会から不信任決議を受け、30日付で失職した斎藤元彦前知事が同日朝、神戸市のJR須磨駅前で街頭活動した。出直し知事選での再選を目指す斎藤氏は「組織や政党の支援のない中で厳しい道のりだが、頑張らせていただく」と報道陣に語った。県選挙管理委員会は午前に会議を開き、知事選日程を決める。

 須磨駅は斎藤氏が前回知事選で街頭活動を始めた場所で、午前7時過ぎから通勤・通学客に「おはようございます」とあいさつ。文書問題への言及や謝罪はなかった。「頑張ってください」と声をかけられ「ありがとうございます」と応じる場面も。選挙活動資金は寄付などで募るという。

 知事選には、同県尼崎市の前市長稲村和美氏(51)が出馬の意向を固めている。候補者選定を急ぐ県議会最大会派の自民党には稲村氏を推す声もあるが慎重論が出ている。維新の会は国会議員の擁立を軸に調整。共産党は無所属の医師大沢芳清氏(61)を推薦する。