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共同通信
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将棋の第72期王座戦5番勝負第3局は30日、京都市で指され、後手の藤井聡太王座(22)=竜王・名人・王位・棋王・王将・棋聖との七冠=が156手で挑戦者の永瀬拓矢九段(32)を破り、対戦成績3勝0敗で初防衛を果たした。通算タイトル獲得数は歴代6位の25期とした。
藤井王座は昨年の王座戦5番勝負で永瀬九段に3勝1敗で勝ち、史上初の全八冠を独占。今年6月に叡王を失い七冠に後退したが、その後の棋聖戦、王位戦に続いての防衛となった。
終局後、藤井王座は「結果を出せたことはうれしく思う。本局は苦しい将棋だったので、内容をより高めていかないといけないと感じた」と話した。