銃弾バッグ貫通するも命拾い ベッドスタイでカージャック

 【4月28日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ブルックリン区ベッドフォードスタイブサントで4月26日、カージャックに遭った女性(39)が持っていたハンドバッグのおかげで奇跡的に一命を取り留めた。
 NYPDによると、同午前4時30分ごろ、被害者の女性が路上で車に荷物を積もうとしていたところ、ビクター・ウォーカー被告(52)に拳銃を突き付けられ車の鍵を渡すよう命じられた。女性が応じなかったため2人はもみ合いになり、同被告は至近距離から発砲した。銃弾は女性が持っていたバッグや財布を貫通、着用していた服も破れたが体には届かなかった。同被告はさらに拳銃で女性の頭を殴打し、車の鍵と車を盗んで逃走した。
 女性は頭部に重傷を負い、搬送先のウッドハル病院で縫合手術を受けたが命に別状はないという。
 NYPDは同日、事件発生現場から約4マイル(約6キロメートル)離れた同区イーストニューヨークで盗難車の中にいる同被告を発見、逮捕した。車の中から銃弾の他、ヘロインも押収した。
 同被告は1982年以降22回の逮捕暦がある。今回は殺人未遂および強盗、武器所持、銃刀法違反の容疑で訴追される見通し。

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