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共同通信
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吉田兼好にゆかりがあるとされる「正円寺」(大阪市阿倍野区)の資金約2200万円を詐取したとして、詐欺などの罪に問われた元住職辻見覚彦被告(57)に大阪地裁(中井太朗裁判官)は7日、懲役2年6月(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。
判決などによると、不動産会社の代表取締役らと共謀し2021年3~9月、寺が同社から3千万円を借りたとする虚偽の公正証書を公証役場で作成。寺側から金銭を受け取る権利があるとして約2200万円分の小切手を詐取するなどした。
辻見被告は寺の敷地内に老人ホームを建設していたが、資金繰りが難航していたとされる。