【4月29日付NBCニューヨーク】トランプ政権発足から100日目を迎えた4月29日、マンハッタン区5番街のトランプタワー前に抗議者らが集まり、トランプ氏は大統領にふさわしくないと訴えた。全米に広がる抗議活動「失敗の100日間」として行われた。
集まった抗議者は、トランプ政権は米国民を失望させただけでなく、世界中の人々を危険にさらしていると強調した。参加者は100日にちなみ、地球温暖化対策、移民問題、医療保険制度、外交政策、女性の権利などについて、トランプ政権が進む誤った方向を100通り示し、これらを記したプラカードを掲げて行進した。
ニュージャージー州エセックス郡メイプルウッドでもおよそ150人が集まり、地球温暖化問題を軽視するトランプ大統領について抗議しながら行進した。参加者らは、「地球温暖化を放っておけない」と声を上げ、トランプ政権が温暖化を否定することは、近い将来だけでなく未来に大きな問題を引き起こすことになると訴えた。これが初めてのデモ参加という人も多く、参加者の1人は取材に応え、「孫とそのまた孫に美しい地球を残すために今、行動を起こすことが必要だ」と話した。