「スパイダーマン強盗」現る NYPDとFBIが捜査に乗り出す

 【4月28日付NY1】ニューヨーク市内で最近、スパイダーマンのマスクを被った男による強盗事件が立て続けに発生したことを受け、NYPDと連邦捜査局(FBI)が捜査に乗りだした。
 最初の強盗事件はマンハッタン区2番街にあるイースト・ハーレム・ファーマシーで、4月24日午前10時15分ごろ発生。スパイダーマンのマスクを被った男が店内に侵入し、カッターを振り回しながらカウンター越しにある薬を渡すよう要求した。また同25日午後12時50分ごろ、ブロンクス区のイースト・フォードハム・ロードにあるHSBC銀行に同一人物とみられるスパイダーマンのマスクを被った男が現れ、窓口にいた行員に爆弾のようなものを突き付けて脅し、現金を奪い逃走した。防犯カメラには犯行前、犯人が顔を完全に隠すためにマスクのジッパーを上げる姿が映っており、NYPDとFBIは連続強盗事件とみて、一般からの情報提供を求めるとともに男の行方を追っている。
 NYPDによると、男は身長約5フィート6インチ(約168センチメートル)の標準体型。犯行時、黒っぽいコートとスニーカーを着用していた。FBIは捜査協力者に最大5000ドル(約56万円)の報奨金を支払うとしている。

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