野党側、万歳三唱に応じず

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共同通信
衆院が解散され万歳三唱する議員=9日午後、衆院本会議場

 衆院の議場で解散が宣言された際、野党議員側の多くが恒例の万歳三唱に応じず、石破茂首相のスピード解散に抗議の姿勢を示した。額賀福志郎議長の解散詔書の読み上げがゆっくりだったため、与党議員側の万歳三唱もそろわなかった。

 万歳三唱の理由は「選挙前に気勢を上げて士気を鼓舞する」など諸説ある。議長が読み上げた後に与野党議員が唱和するケースが多い。

 今回、額賀議長は野党4党が提出した内閣不信任決議案について「議題とする」と、いったん述べた。その直後に、紫の袱紗に包まれた解散詔書が林芳正官房長官によって届けられ、不信任案の審議を飛ばして解散を宣言する流れとなった。