ハリケーン対応巡り応酬

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共同通信
ハリス米副大統領、トランプ前米大統領(いずれもゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米南東部を襲ったハリケーン「ヘリーン」の対応を巡り、大統領選の民主党候補ハリス副大統領と共和党候補トランプ前大統領の両陣営が応酬を繰り広げている。民主党のバイデン大統領は9日、災害支援金が不法移民に充てられたと主張するトランプ氏が「うそを重ねている」と非難。トランプ陣営は「政権は無能」と批判を強めている。

 11月5日の投開票に向け選挙戦が最終盤に入る中、ノースカロライナ、ジョージアの両激戦州も甚大な被害を受けており、災害対応が新たな争点に浮上している。

 トランプ氏は連邦政府が家を失った被災者に750ドル(約11万円)の支援金しか出さず、災害支援金を不法移民の住居費に使っていると主張。バイデン氏は「全く事実ではない。なんてばかげたことを言っているのか」と糾弾した。

大型ハリケーン「ミルトン」に備える人々=8日、米フロリダ州タンパ(ロイター=共同)