【1日付NBCニューヨーク】全米で事業を展開する害虫獣駆除業者オーキンがこのほど、全米50都市での蚊の被害状況をまとめたランキングを発表した。ニューヨーク市はワースト4位だった。
同社は今年3月末までの1年間、蚊の駆除のために出動した回数を調査・分析した。最低だったのはジョージア州アトランタ市。4年続けて「最も蚊に悩まされている都市」という不名誉な称号を得た。ワシントンDC、シカゴ市がこれに続いた。
同社は、蚊の発生源をなくすためには、屋外に置いたバケツや玩具などに溜まった水を捨てる、噴水や野鳥用の給水施設の水は毎週替える、プールの水に消毒薬を入れ循環させる、などの予防策を勧めている。また、蚊から身を守る方法として、服は肌に密着し過ぎないものを着る、長袖長ズボンで肌の露出を減らす、必要に応じて虫除けスプレーを使う、窓やドアに網を張る、など呼び掛けている。
蚊は気温の上昇とともに動きが活発になり、ピークシーズンは4月から10月。昨年は米国内でも蚊が媒介となるジカ熱が流行し問題となった。ニューヨーク州ではジカ熱の病原を持つ蚊は発見されていないが、他の都市での感染は2015年から1000件以上報告されている。