ウーバー運転手装い麻薬を密売 顧客100人以上。20〜30代男女を逮捕

 【3日付ニューヨークポスト】ニューヨーク市警察と麻薬取締局(DEA)は2日、市内で配車サービス「ウーバー」の運転手を装い麻薬の取り引きを行っていたとして、密売人4人を逮捕した。
 ブロンクスやマンハッタン区でコカインやヘロインなどの麻薬を密売していた疑いが持たれているのは、ディバニー・コルトレアル・マルテ容疑者(37)など20代から30代の男女4人。容疑者らは麻薬を市内に届けるため使用する車にウーバーのロゴステッカーを貼り、運転手を装っていた。捜査当局はこの麻薬ネットワークを「ウーバーコネクト」と呼び、内偵していた。
 市内では先週、同ネットワーク内で麻薬の取り引きを行っていたとして2人が逮捕されているが、捜査当局は、そのうちの1人アルフレッド・テジャダ・アルモンテ容疑者(34)がネットワークのリーダー的存在だった可能性が高いとしている。
 ウーバーコネクトは100人以上の顧客を持ち、収益も相当な額に上っていたようで、4人は逮捕時にコカイン1キログラムと現金約22万ドル(約2480万円)を所持していた。捜査当局は、ビジネスが拡大するとともに捜査から逃れようとしてウーバーの運転手に扮する巧妙な手段を取るようになったとみている。

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