【4日付ニューヨークポスト】コーヒーチェーン大手スターバックスの「ユニコーンフラぺチーノ」が商標を侵害したとしてこのほど、ブルックリン区のカフェが同社を相手取り訴訟を起こした。損害賠償1000万ドル(約11億3000万円)を求めている。
ウィリアムズバーグにあるカフェ、ジ・エンドは昨年12月からカラフルな「ユニコーンラテ」を販売しており、訴状によると同商品は「好評を得て成功した」という。同店は今年1月20日に商標登録申請を行い、現在審理中だ。
スターバックスがユニコーンフラぺチーノの販売を開始したのは4月17日。同商品は瞬く間に人気となり各店で売り切れが続出。ソーシャルメディアでは「ユニコーンラテ」と表示されることもある。また、ピンクや青で着色した2つの商品は見た目が類似しているため、ジ・エンドのユニコーンラテを見た客から「ユニコーンフラぺチーノをまねた」とも言われ始めた。
ジ・エンド側は「消費者は混乱し被害を被った」と主張する。これに対しスターバックスの広報担当、レジー・ボーゲスさんは「訴訟については認識しているが、主張は訴訟に値するほど深刻なものではない」との考えを示している。