【4日付のCBSニュース】ブルックリン区検事局は4日、同区で進めていた大規模な麻薬捜査「フライングハイ作戦」で、米男子バスケットボール独立リーグABAの元選手でニューヨーク市のストリートバスケットボールの「伝説」と呼ばれた男を3日、主犯格として逮捕したと発表した。
同局のエリック・ゴンザレス地区検事局長によると、ジェームズ・“フライ”・ウィリアムズ被告(65)は、ブラウンズビル、ブッシュウィック、フラットブッシュ、フォートグリーンなどを中心に複数の地域で活動する大規模な麻薬流通組織を首謀し、麻薬の売買を行っていた。今年1月末から4月末にかけて同組織はヘロインの包み約200万個を流通させた疑いが持たれている。
3日に行われた家宅捜索で同局は拳銃6丁と18万5000ドル(約2000万円)以上の現金、約2キログラムのヘロイン、小分けされた1万3667個のヘロインを押収。4日の記者会見では押収した末端価格50万ドル(約5600万円)相当のヘロインを公開した。
同被告は10の重罪容疑で起訴され、有罪が確定すれば25年から無期の実刑判決を受ける可能性がある。今回の捜査では同被告を含め13人が逮捕された。