連れ去り、暗証番号狙いか

Published by
共同通信
千葉県警察本部

 首都圏で相次ぐ強盗のうち、千葉県市川市の住宅で女性(50)が一時行方不明となった事件で、軽乗用車などの他にキャッシュカードも奪われていたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。県警は、女性を連れ去って暗証番号を言わせ、現金を引き出したとみて、事件に関わった疑いで逮捕した男2人の役割を調べる。

 事件が起きたとみられるのは、17日午前2時前後。県警や捜査関係者によると、複数の侵入者が1人で就寝していた女性を連れ去り、車や携帯電話と共に奪ったカードを、何者かが使ったとみられる。

 逮捕された2人のうち、強盗致傷などの疑いが持たれている高梨謙吾容疑者(21)は18日未明、神奈川県内の警察署に現れ、関与を申し出た。千葉県警の捜査員が17日夜、女性を埼玉県川越市の宿泊施設で保護した際、監禁容疑で藤井柊容疑者(26)を現行犯逮捕した。藤井容疑者の指紋は横浜市の強盗殺人事件の現場で検出された。