モルドバ、EU加盟反対がリード

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共同通信
20日、モルドバ・キシナウで投票後に報道陣の取材に応じるサンドゥ大統領(AP=共同)

 【キシナウ共同】ウクライナに隣接する旧ソ連構成国モルドバで20日、欧州連合(EU)加盟の是非を問う国民投票と大統領選が実施され、中央選挙管理委員会は21日、暫定結果を発表した。同日午前2時半(日本時間午前8時半)過ぎの時点で、国民投票は反対が約52%で賛成の約48%を上回っている。加盟支持者が多いとされる在外投票の開票には時間がかかる見込みで、結果は変わる可能性がある。

 モルドバはロシアによるウクライナ侵攻後の2022年3月にEU加盟を申請。24年6月に加盟交渉が始まった。国民投票で反対多数が確定すれば、親欧米路線を進めてきたサンドゥ大統領にとって痛手となる。