ホームパーティーのコツ

 

フォーマル編
―イメージコンサルタントとして活躍している宮本えりかさんに、立ち振る舞いやマナーについてのお話を伺いました。

宮本えりか

外資系ラグジュアリーブランドでの勤務を経て、2017年よりイメージコンサルタントとして活動。個人や経営者に対して、外見、立ち居振る舞い、コミュニケーション能力向上に関する指導を行っている。
https://by-cadeaux.studio.site/

 

Q1. フォーマルなパーティーとはどんなものでしょうか?  
フォーマルなパーティーとは、場所や目的に加えて、きちんと定められたドレスコードやエチケットが求められる社交的な集まりを指します。そのため、パーティーの種類というよりも、TPO(時・場所・場合)や会の目的によってフォーマルかどうかが決まります。一般的には、ビジネスや社交の場、公式なイベント、式典などでフォーマルなパーティーが多く見られますが、ドレスコードや集いの目的によってパーティーの格式は変わってきます。  

集いを催す主催者(ホスト側)が招待状にドレスコードを明記すると、ゲストにとって非常に分かりやすくなります。当日の服装について悩むことがなく、ホストとしてのゲストへの配慮も感じられるため、よりスムーズな準備が可能です。

Q2. 会話や立ち振る舞いで気を付けることはありますか?
【 会話 】
ホストに対して 
ゲストをおもてなしするために多くの時間と労力を費やしてくださっています。そのため、お招きいただいたお礼に加え、お料理やパーティーのしつらえの感想を具体的に一言添えてお伝えすることで、ホストの気持ちが一層報われるかもしれません。こうした心配りがあると、感謝の気持ちをより深く伝えることができます。

ゲスト同士  初めて会う方々との会話を苦手に感じる方も多いと思います。自分の話をするよりも、相手の話を傾聴すると良いです。そのためには、幾つかご自身の中で他人への質問事項を用意しておくと良いです。

例) 「このパーティー、素敵ですよね。主催者とはどのようなご関係ですか?」 「この会場にはよく来られますか?私は今回が初めて ( ◯回目 ) なんです。」 「この業界にはどのくらい携わっていらっしゃいますか?」 「最近、どこか旅行に行かれましたか?」 「おすすめの旅行先やレストランがあれば教えていただけますか?」 など

【 立ち居振る舞い 】
ホストの場合  
丁寧な態度でゲストに接しつつも、堅苦しくならないリラックスした雰囲気を心がけます。例えば、飲み物や料理を提供する際には、軽く会話を交わすと良いです。ゲスト同士が初対面の場合、簡単に紹介して会話のきっかけを作るのもホストの役割。1人でいるゲストがいる場合、1人でいる時間が長くならないよう、声をかけたり、他のゲストに紹介したりして孤立を防いであげると良いです。

ゲストの場合 ゲスト同士が楽しんでいることが重要なので、なるべく壁の花にならずに、その場の一員となるように努めてみてください。パーティーの終わりを見極めて、タイミングよく退席することが重要です。長居しすぎたり、早く帰りすぎたりするのは避けましょう。特にフォーマルなパーティーでは、ホストが締めの言葉を述べることもあるので、そのタイミングを確認してから帰るのがベストです。

Q3. 上司の家に招かれるとき、到着時間や服装などで気を付けることはありますか?  
ホストの出身文化圏にもよると思いますが、時間厳守が基本です。アナウンスされた時刻よりも10〜15分程度遅れて到着するのが無難です。時間よりも早く到着してしまうと、準備を妨げる可能性があり、ホストにとって負担となることがあります。そのため、時間よりも早く到着するのは避けましょう。  

自宅でのバーベキューのようなカジュアルなイベントでも、ホストに事前に「お手伝いが必要かどうか」を尋ねると良いと思います。手伝いを申し出た場合でも、ホストが早めの到着を望まない限りは、定刻か少し遅れて到着するのがよろしいと思います。

 

 

気軽に作れるパーティーメニュー

韓国風漬けマグロのきゅうり巻き

作り方
1 まぐろは粗くたたき、Aであえて冷蔵庫で20分ほどおく。

2 きゅうりはピーラーで薄切りにし、貝割れ菜は半分に切る。

3 STEP2のきゅうりにまぐろと貝割れ菜をのせて巻き、つま楊枝でとめる。器に盛っていりごまをふる。

 

材料
まぐろ 1さく(150g)
きゅうり 1本
貝割れ菜 1/4袋
A:合わせ調味料
A ヤマサしょうゆ 大さじ2
A ごま油 大さじ1
A コチュジャン 小さじ1
白いりごま 小さじ1


レンコンとごぼうのチップス

作り方
1 レンコン150gは皮をむき、1〜2mmの輪切り(径が大きいときは半月切り)。5分ほど水にさらしてでんぷんを除く。

2 電子レンジのターンテーブルに合わせてオーブンシートを敷きこむ。合わせ調味料はボウルに合わせておく。

3 レンコンをざるにあげ、水気を良くふいてからターンテーブルの上になるべく重なりが少ないように並べる。ラップをしないで電子レンジ600Wで7〜8分かけ、水分を飛ばす(時間はW数によって調整)。

4 クーラーやザルの上にレンコンを広げてかりっとしてくるまで15分〜20分ほど冷ましてから、合わせ調味料と和え、汁気を切り乾燥させる。

5 ごぼうでも同様。ごぼう150gは6〜7cm長さに切り、縦6つ割りにして、水に5分さらす。水気を良くふいて、レンコンと同じ要領でレンジに7〜8分かけて冷まし、合わせ調味料と和え、汁気をきり乾燥させる。

材料
レンコン 150g
ごぼう 150g
【合わせ調味料】
ヤマサしょうゆ 大さじ1
バルサミコ酢 大さじ2
オリーブオイル 大さじ2
にんにくのすりおろし 1かけ

 

レシピ提供:ヤマサ醤油株式会社

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