「岸田文雄内閣総理大臣令夫人が来校」
9年 坂倉仁菜(さかくら・にな) NJ日本人学校
2024年9月、ニュージャージー日本人学校に岸田裕子内閣総理大臣夫人や、山﨑裕子国連大使夫人が来校されることになり、私達9年生は幸運にもお客様を最初にお迎えする役割を任されました。私は、岸田総理夫人はファーストレディという立場上、とても厳しい方なのではないか、生徒との会話など退屈されるのではないか、失礼な態度をとってしまうのではないかなど不安と心配な気持ちで当日を迎えました。
しかし実際お目にかかった岸田総理夫人は、優しく私たちを包み込むような雰囲気のとても素敵な方でした。全校生徒が来訪された方々と昼食をご一緒させていただいた時間では、皆さんが私たちの質問一つ一つに丁寧に答えてくださいました。その中で、岸田総理夫人の「お会いする方々と少しでも通訳なしで会話ができるように、今も英語の勉強を続けています。」というお話がとても印象に残りました。総理夫人として多くの方々と交流される中で、相手と実際に言葉を交わすことをとても大切にされているのだと感じ、通訳がつかれているにも関わらず勉強を続けられていることを知り、自分の状況と重ねて親近感が湧きました。またお帰りの際には「皆さん頑張ってくださいね!」と温かい声をかけていただき、最後は全員緊張が解け笑顔と拍手でお送りすることができました。
今回日本のファーストレディにお会いしてお話ができたことは、海外で日本人学校に通っているからこそで、日本の学校ではこれほど貴重で光栄な経験はなかなかできないだろうと思いました。
私は現在アメリカで生活をするという、自分の人生の中でもとても恵まれた時間を過ごしています。岸田総理夫人のお言葉にもあったように、自分の置かれている環境を生かし、ここで得られるさまざまな経験を大切な糧として、将来日本とアメリカを繋ぐ存在になれるよう頑張っていきたいです
(提供:ニュージャージー日本人学校。写真も)