ごみ袋の中に女性の死体 東ハーレムの火災現場で見つかる

 【9日付CBSニューヨーク】マンハッタン区イーストハーレムにあるアパートの階段で9日、女性の焼死体が発見され、27歳の男が容疑者として浮上している。
 同午前6時30分ごろ、ニューヨーク市消防局(FDNY)に東105丁目のアパートで火災が発生しているとの通報が入った。現場に駆け付けた隊員らが火を消し止めたが、焼け跡からごみ袋に入った損傷の激しい死体を発見した。捜査の結果、身元は23歳のシャンティー・ナヒドさんと判明。NYPDのクリストファー・マコーマック副局長によると、廊下やロビー、エレベーターで血痕が発見されたことから、被害者は向かいのビルで殺害された後に火災現場のビルに運ばれ火を付けられた可能性が高い。
 NYPDは、火災の直後にアパートの一室に立てこもり自殺を図ろうとしたネルソン・キノネス容疑者の犯行とみて捜査している。
 同容疑者は現在、搬送先のハーレム病院で治療を受けており、姉のジャクリーン・トーマスさんは「弟は事件とは無関係。人を殺すような人間ではない」と無実を訴えている。同容疑者は自殺未遂の際に流した血がアパートの前に残っていたことで犯人と疑われることを恐れていたという。
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