北朝鮮部隊、歩兵主力か

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共同通信
23日、ウクライナ東部ドネツク州で、ロシア軍に向けりゅう弾砲の用意をする兵士(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ロシアに派遣された北朝鮮軍部隊の主力は歩兵や砲兵、工兵で、極東を中心としたロシアの演習場で数週間の基礎訓練を受けた後、ウクライナ国境に近いロシア西部に送り込まれていることが25日、ウクライナ軍筋の話で分かった。韓国国家情報院は精鋭の特殊部隊員約1500人がロシア入りしたと発表していたが、同筋は100人に満たないとみている。特殊技能を持たない兵士が部隊の大半とされ、前線に投入されるかどうかを注視している。

 ゼレンスキー大統領は25日、北朝鮮兵は「早ければ27~28日にも戦闘地域に配置される見通しだ」とX(旧ツイッター)に投稿した。

 ロシアのプーチン大統領は24日の記者会見で、北朝鮮の派兵を否定しなかった。北朝鮮メディアによると同国外務省のロシア担当次官は派兵に関し「確認の必要を感じない」との見解を示した。

 両国は有事の相互支援を定めた包括的戦略パートナーシップ条約に署名しており、侵攻の死傷者数が膨らみ兵員不足に悩むロシアの求めに、北朝鮮が応じた可能性がある。