歩道で暴れる人、NY市内で問題化 加害者になるのを予防するには

 

歩道で暴れる人、NY市内で問題化

加害者になるのを予防するには

 

Pexels / pixabay
「歩行者は右側を歩くべきだ、途中で止まるべきではない」という歩道利用上のルールに固執。そのルールに背いた歩行者に対して激高し、報復行動に出るのが「サイドウォークレイジ」。いま、ニューヨーク市内で問題化している。シークレットNYCが25日、報じた。
 
いつまでに到着しなければならないなどの予定があったり、このルートを通らなければならない制限があったりした場合にサイドウォークレイジが生じやすい。心理学者のマーク・ウィットマンさんは「例えば他の歩行者が止まって写真を撮っている。そのせいで自分のペースが遅くなったり、予定に間に合わなくなったり、ルートを変更せざるを得なくなったりしたとき、怒りが爆発する」と説明する。
 
別の心理学者のレオン・ジェームズさんはサイドウォークレイジを「歩行者攻撃的症候群」と名付ける。他の歩行者に対し攻撃的に反応し、自制が効かなくなる。間欠性爆発性障がい(IED)の1つとも考えられている。

だが、ニューヨーカーなら誰でも歩行中に頭にきたという経験があるのではないだろうか。「歩行中にストレスやイライラを感じる」「他の歩行者に文句を言ったり、わざとぶつかったりする」「ゆっくり歩いている人を挑発するように追い越す」「他の歩行者を敵視したり、暴力で対応したくなる」といった衝動に心当たりがある人は加害者になる恐れがある。

その予防には、時間と心に余裕を持つこと。早めに出発して、歩道の状況に応じてフレキシブルに対応する。みな各自の歩行ペースがあり、誰もわざとあなたのじゃまをしようとは思っていないことを理解する。他の歩行者に対する思いやりが大切だ。
 
編集部のつぶやき「まぁ仕方ない」
 
記事のなかにある「時間と心に余裕を持つこと」、これはニューヨークで生活する上で1番大切なことのような気がします。地下鉄やバスの時刻表なんてあって無いようなもの、待ち合わせには “Fashionably late” で登場するニューヨーカーたち。日本で育って来た身としては「えぇ〜!」の連続ですが、「まぁ仕方ない」くらいの余裕を持てたら良いですよね ニコッ(新米ニューヨーカー MN)

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