「政治家は怒りと覚悟を」

Published by
共同通信
講演後、取材に応じる横田拓也さん=2日午後、東京都足立区

 北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で、被害者家族会代表の拓也さん(56)が2日、東京都足立区のホールで講演した。衆院選の結果に触れ「政治の混乱や停滞が理由で命がかかった問題が遅れてはならない。政治家は覚悟と怒りを持って北朝鮮に強く抗議してほしい」と語った。

 区と母早紀江さん(88)の支援団体「あさがおの会」が主催。拓也さんは終了後の取材に「速やかに解決させようという意気込みで政治家は向き合ってほしい」と語った。

 講演では、ウクライナの国旗に近い色のネクタイを着けているとし、その理由を「(ウクライナ人は)私と同じように家族の絆を奪われた」と説明した。