世界で活躍する忙しいNew Yorkerに、
いつも全力で取り組める健康を提供したい。
高気圧酸素カプセルメーカー
株式会社タイムワールド 加藤孝文社長
「みなさん、いい天気の日には体調を良く感じ、逆に、天気が悪い日には、頭がスッキリしない、ということはないですか?」 そう話すのは、高気圧酸素カプセルを作り続けて25年、株式会社タイムワールドの加藤孝文社長。
人間の身体は、気圧と関係が深く、快晴時には気圧が高くなるため、身体の調子をよく感じ、逆に悪天候では気圧がさがるため、気分・身体が重たい、頭痛がする、などの症状が現れる。そこに目をつけて開発したのが、高気圧酸素カプセル。高気圧を作ることにより、体内のリンパの流れと血流を促進するとともに、体内に溶け込む酸素が増え、毛細血管までしっかりと酸素がいきわたるようになるために、体内細胞の代謝が促され、自己治癒力が高まる。
元々は、宇宙飛行士の健康管理のために研究・開発されたものだが、その後アスリートが早期疲労回復、コンディショニング調整で使用するようになり、民間での注目が高まった。日本では、2002年日韓FIFAワールドカップで、大会直前に骨折したデビッド・ベッカムが驚異的な早さで回復したことで注目を浴び、2006年には、「ハンカチ王子」こと早実校の斎藤佑樹投手が、高気圧酸素カプセルを使用し、夏の甲子園優勝を果たしたことで、さらなる脚光を浴びた。
きっかけは、加藤さんご自身が、アメリカの高気圧酸素カプセルを使ってみて、その魅力にとりつかれたこと。ただ、当時の日本国内には、2.0~3.0気圧という非常に高い気圧で、価格も数千万円以上する高気圧酸素治療器具としてしかなかった。一方で、アメリカでは、既に1.3気圧で、健康な人でも毎日使える効果の高い酸素カプセルが存在。それならということで、自分自身でカプセルを作り始めたのが始まり。その後、加藤家に遊びに来た友人たちが、加藤さん“お手製”高気圧酸素カプセルを気に入り、譲ってくれ、買いたいとの“需要”が高まったため、1999年に会社を設立。耐久性や操作性といったソフト型カプセルの課題を克服するために、ハード型を開発するなど様々な改良を重ね、業界初の操作完全無人化も実現した。
25年におよび実績により、現在では、プロ野球読売ジャイアンツやJリーグ鹿島アントラーズといったスポーツチームだけでなく、JR東日本やNTTといった企業も、社員の疲労回復や業務集中力向上のために取り入れている。
今後について、加藤さんは、「日本だけでなく、中国でも、我々の性能・安全・信頼が受け入れられ、評価されるようになった。アメリカは、高気圧酸素カプセル発祥の地であるが、まだまだ活用現場が限られており、スポーツ人気や健康意識の高さをふまえると、特にNYを中心とする東海岸は、まだまだ伸びる余地があると思う。ぜひとも高酸素カプセルを通じて、アスリート支援だけでなく、美容・健康分野でも“日本製の魅力”を感じてもらいたい。来月には、Grand Central(140 E 45th Street)にショールームを開設するので、New Yorkの皆さんも、ぜひお気軽に高気圧酸素カプセルを体験してみてください。」と述べた。