「メトロカードを半額に」 貧困層支援団体が抗議

 【17日付ゴッサミスト】ニューヨーク市庁舎近くの地下鉄R線の出入り口付近で17日、貧困層の支援団体らが集結し、「貧しい者にとっては運賃が高い」などとシュプレヒコールを上げ、ニューヨーク州都市交通局(MTA)発行のメトロカードを半額にするよう求めた。
 公共交通網の問題改善に取り組む交通支援団体「ライダーズアライアンス」の調べによれば、市警察(NYPD)は今年1月から3月中旬の間に無賃乗車で5137人を逮捕、うち9割がアフリカ系とラテン系だった。運賃の値上げが重なり価格が高騰するメトロカードを買えずに違反切符を切られる人が急増しており、昨年1年間の逮捕者は2万6000人に上った。