【16日付ABCニュース】NYPDは16日、ニューヨーク市内管轄地域の住民と警察の関係を強化するため、「コミュニティーミーティング」を開催すると発表した。地域別に治安上どのような問題があるか、警察としてどのような解決策があるかを明確にするのがねらい。
会合は、管轄地域の住民と巡回に当たる警官の関係をより良いものにし、犯罪防止に役立てるために地域住民からの意見を広く聞く機会として設けられる。
計画では5行政区の計166カ所で会合を開催する予定で、NYPDは「ニューヨーク市警察基金」と提携し、専用のウェブサイトを開設するなど、広告宣伝に100万ドル(約1億1000万円)を計上している。
発表に当たりジェームズ・P・オニールNYPD本部長は「市民の皆さんには自分の住む地域のミーティングにぜひ参加していただきたい。地域を安全にするには住民の力が必要だ」と市民に参加を呼び掛けた。また、市議会のバネッサ・ギブソン議員(民主)も「地域に根差した警察活動には犯罪抑止力があることは証明されている。より安全なニューヨークをつくり上げるためには、警察と地域住民の関係をより良くしていくことが不可欠だ」と話した。