【17日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】NYCチャーター・スクール・センターが17日発表した報告書によれば、ニューヨーク市で今年、公的資金で運営する民営のチャータースクールに過去最多となる7万3000人が入学申請していたことが明らかになった。2016年の6万8000人から7%の増加となる。
補欠名簿に登録された入学希望者数は、16年の4万4000人から4万7000人に増えていた。17~18学年度は227校のチャータースクールが運営されるが、ニューヨーク州議会が定める市のチャータースクール数の上限まであと30校しかないため、市は上限数の変更を検討している。同センターCEOのジェームズ・メリマンさんは、「17年度の入学申請者数が、市のチャータースクール数上限引き上げの必要性を示している」と訴えた。
16年の州統一試験の英語読解の合格率は一般公立校では38%だったが、チャータースクールでは43%だった。また、数学の合格率は一般公立校では36%だったのに対し、チャータースクールでは49%と、いずれも公立校より優れていた。
市では現在、11万5000人がチャータースクールで学んでいる。