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共同通信
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【ワシントン共同】トランプ次期米大統領が異例のペースで人事を進めている。大統領選から2週間余りで新政権の顔触れが出そろった。主要閣僚の指名に1カ月以上を要した初当選時と比べ、順調な滑り出しに見えるが、上院の承認が必要な候補にスキャンダルが続出。波乱含みの展開が続きそうだ。
トランプ氏は大統領選直後の7日、大統領首席補佐官に初の女性スーザン・ワイルズ氏を充てると表明。12日には国防長官にFOXニュース司会者のピート・ヘグセス氏、13日に国務長官にマルコ・ルビオ上院議員、22日に財務長官に投資家のスコット・ベセント氏を起用すると発表した。
ワシントン・ポスト紙によると、16年は選挙日から1週間で指名された閣僚はおらず、オバマ氏初当選の08年、バイデン氏の20年にもいなかった。
だがトランプ氏が「憲法と法の支配の擁護者」と称賛し13日に司法長官に指名したマット・ゲーツ元下院議員は未成年女性買春疑惑などが持ち上がり、21日に辞退。ヘグセス氏も過去の性的暴行疑惑や差別的言動が報じられ、承認を危ぶむ声が出る。